陽性者の隔離期間短縮、ワクチン未接種者は締め出し強化 フランス

(VOVWORLD) -パリ(CNN) 新型コロナウイルスのオミクロン変異株が急拡大しているフランスで、政府がワクチン接種を済ませた人の隔離期間短縮を発表すると同時に、ワクチン未接種者を公共の場から締め出す措置の強化に乗り出しました。感染拡大に伴う経済的・社会的負担の軽減を目指します。

オリビエ・ベラン保健相が1日に地元紙に語ったところによりますと、3日からはワクチン接種を完了した人が陽性と判定された場合の自己隔離期間が、これまでの10日間から7日間へと短縮され、陰性と判定されれば5日間に短縮されます。

ワクチン未接種の人には10日間の自己隔離を義務付け、陰性と判定されれば7日間への短縮を認めます。

フランスで1日に報告された新規の感染者は21万9126人でした。症例数の累計が1000万例を突破したのは、フランスが世界で6カ国目となりました。

ワクチンのブースター(追加接種)を受けるべき時期も変更されます。これまでワクチン接種完了とみなされるためには2回目の接種から7カ月後にブースター接種を受ける必要がありましたが、2月15日からは4カ月後にブースターを受けることが必要とされます。

子どもに対するマスク着用の義務付けも対象を拡大し、駅や空港、市場、映画館といった公共の場では6歳以上の子どもにマスク着用を義務付けます。

こうした新規定が施行される3日には、議会でワクチン未接種の人の飲食店利用を制限する法案の審議も予定されています。(CNN)

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